(酒は誰でも酔はす)
中原中也
『(酒は誰でも酔はす)』は青空文庫で公開されている中原中也の短編作品。290文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 290文字 |
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書き出し書出 | 酒は誰でも酔はすだがどんな傑れた詩も字の読めない人は酔はさない――だからといつて酒が詩の上だなんて考へる奴あ「生活第一芸術第二」なんて言つてろい自然が美しいといふことは自然がカンヴァスの上でも美しいといふことかい――そりや経験を否定したらインタレスチングな詩は出来まいがね――だが「それを以てそれを現すべからず」つて言葉を覚えとけえ科学が個々ばかりを考へて文学が関係ばかりを考へ過ぎ... |
初出 | |
底本 | 新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ |
表記 | 新字旧仮名 |
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