幼き恋の回顧
中原中也
『幼き恋の回顧』は青空文庫で公開されている中原中也の短編作品。246文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 246文字 |
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書き出し書出 | 幼き恋は寸燐の軸木燃えてしまへばあるまいものを寐覚めの囁きは燃えた燐だつたまた燃える時がありませうかアルコールのやうな夕暮に二人は再びあひました――圧搾酸素でもてゝゐる恋とはどんなものですかその実今は平凡ですがたつたこなひだ燃えた日の印象が二人を一緒に引きずつてます何の方へです――ソーセーヂが紫色に腐れました――多分「話の種」の方へでせう。 |
初出 | |
底本 | 新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ |
表記 | 新字旧仮名 |
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