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幼き恋の回顧

中原中也

『幼き恋の回顧』は青空文庫で公開されている中原中也の短編作品。190文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
190文字
人気
510PV
書出

幼き恋は 寸燐の軸木 燃えてしまへば あるまいものを 寐覚めの囁きは 燃えた燐だつた また燃える時が ありませうか アルコールのやうな夕暮に 二人は再びあひました―― 圧搾酸素でもてゝゐる 恋とはどんなものですか その実今は平凡ですが たつたこなひだ燃えた日の 印象が二人を一緒に引きずつてます 何の方へです―― ソーセーヂが 紫色に腐れました―― 多分「話の種」の方へでせう

初出
底本新編中原中也全集 第二巻 詩Ⅱ
表記
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