桑名の駅
中原中也
『桑名の駅』は青空文庫で公開されている中原中也の短編作品。234文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 234文字 |
| 人気 | 595PV |
| 書き出し書出 | 桑名の夜は暗かつた 蛙がコロコロ鳴いてゐた 夜更の駅には駅長が 綺麗な砂利を敷き詰めた プラットホームに只独り ランプを持つて立つてゐた 桑名の夜は暗かつた 蛙がコロコロ泣いてゐた 焼蛤貝の桑名とは 此処のことかと思つたから 駅長さんに訊ねたら さうだと云つて笑つてた 桑名の夜は暗かつた 蛙がコロコロ鳴いてゐた 大雨の、霽つたばかりのその夜は 風もなければ暗かつた (一九三五・八・一二) 「此 |
| 初出 | |
| 底本 | 中原中也詩集 |
| 表記 |
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