さまよう町のさまよう家のさまよう人々
国枝史郎
『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』は青空文庫で公開されている国枝史郎の長編作品。38,961文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
| 文字数 | 1時間〜 38,961文字 |
| 人気 | 1,044PV |
| 書き出し書出 | 一 夜にはあらじ 霧ふかき昼なりき 町は霧にて埋もれたり 霧町に降り 降りたる霧町を埋めたり 日はあれど 月より朧ろにて 家あれど 墓より陰影的なりき 葬礼の列なりや そこに、ここに、行く者は? あらじ 歩める人の群なりき 昼の鐘遠くきこえ 夜の鐘に似たれども ただ似たるなり 霧ふかき町なれば 鐘の音迷えるなり 玩具屋ありき 会堂ありき 塔ありき 円天上の大学ありき 霧の奥にありき |
| 初出 | 「探偵」1931(昭和6)年7月~11月 |
| 底本 | 国枝史郎探偵小説全集 全一巻 |
| 表記 |
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