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蔦葛木曽棧

国枝史郎

『蔦葛木曽棧』は青空文庫で公開されている国枝史郎の長編作品。342,271文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
342,271文字
人気
1,074PV
書出

藪原長者 「福島は今日から馬市で、さぞまあ賑わうことだろう」 「福島の馬市も馬市だが、藪原の繁昌はまた格別じゃ。と云って祭りがあるのではないが、藪原長者の抱妓の中に鳰鳥という女が現われてからは、その顔だけでも拝もうとして、近在の者はいうまでもなく遠い他国からも色餓鬼どもが、我も我もと押し出して来て、夜も昼も大変な雑沓じゃ」 「そのように評判のその女、どういう素姓の者であろう?」 「素姓などどうで

初出「講談雑誌」博文館、1922(大正11)年9月~1926(大正15)年5月<br>よき夫婦、復讐とげられる、右京次郎団、兄妹邂逅大団円「現代大衆文学全集 第六巻 国枝史郎集」平凡社、1930(昭和5)年7月
底本蔦葛木曽棧【下】
表記
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