閉戸閑詠
河上肇
『閉戸閑詠』は青空文庫で公開されている河上肇の長編作品。33,004文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数 | 1時間〜 33,004文字 |
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書き出し書出 | 閉戸閑詠第一集起丁丑七月尽辛巳十月[#改ページ]〔昭和十二年(一九三七)〕野翁憐稚孫余この歳六月十五日初めて小菅刑務所より放たる膝にだく孫の寝顔に見入りつつ庭の葉陰に呼吸ついてをり七月七日花田比露思氏の来訪を受く有りがたや七年ぶりに相見ればふるさとに似し君のおもかげ七月七日獄をいでて三首獄をいでて街を歩きつ夏の夜の行きかふ人を美しと見し... |
初出 | 「河上肇著作集第11巻」筑摩書房、1965(昭和40)年 |
底本 | 河上肇全集 21 |
表記 | 新字旧仮名 |
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