碓氷峠
大町桂月
『碓氷峠』は青空文庫で公開されている大町桂月の短編作品。3,094文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 3,094文字 |
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書き出し書出 | 碓氷の古道碓氷峠へとて、臨時の汽車にて、上野驛を發したるは、午後の十一時、西村渚山、鷹野止水に、子の芳文を加へて、同行四人、腰かけたるまゝにて、眠るともなく、覺むるともなく、一夜をすごして、二十六の隧道も、闇にそれとは知らずに通りぬ。 |
初出 | |
底本 | 桂月全集 第二卷 紀行一 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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