青空文庫で公開されている新村出の作品の中で、おおよその読了目安時間が「30分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。
鴨川を愛して上賀茂のダムのあたりの河鹿のね老いには今やきこえすなりぬ私が京都にきたのは、欧州留学から帰った直後の明治四十二年五月でした。
文学博士新村出今春琉球に関する一、二の古本を読んでから南島を思う情が切になり来った矢先に、伊波君の『古琉球』と題する南国の色彩豊かな著述がしかもその国の人の手に由って贈られたのは異常に嬉しかった。