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天狗岩の殺人魔

山本周五郎

『天狗岩の殺人魔』は青空文庫で公開されている山本周五郎の短編作品。8,947文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
8,947文字
人気
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書出

いよいよこの村へも殺人鬼 「伯父さん大変だ、凄い記事ですぜ」  扉を蹴放すような勢でとび込んで来た祐吉は、新聞を片手に振廻しながら、 「殺人鬼権六! 当地へ潜入せり、銀行家宮橋多平氏脅迫さる、脅迫状には五千円を要求しあり、当地住民は恐怖動揺を来し、警察当局もまた非常警戒に任じたり」 「うるさい、うるさい!」  平野大造氏は手を振って制した。

初出「少年少女譚海」1938(昭和13)年春の増刊号
底本山本周五郎探偵小説全集 第一巻 少年探偵・春田龍介
表記
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