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日本婦道記二十三年

山本周五郎

『日本婦道記』は青空文庫で公開されている山本周五郎の短編作品。11,239文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
11,239文字
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書出

一 「いやそうではない」新沼靱負はしずかに首を振った、「……おかやに過失があったとか、役に立たぬなどというわけでは決してない、事情さえ許せばいて貰いたいのだ。隠さずに云えばいま出てゆかれてはこちらで困るくらいなのだから」 「それでお暇が出るというのはどういうわけでございましょうか」律義に坐った膝をいっそう固くしながら多助はこう云った、「……あちらで今よく話してみたのですが妹はただ泣くばかりで、悪

初出「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1945(昭和20)年10月
底本山本周五郎全集第二巻 日本婦道記・柳橋物語
表記
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