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日本婦道記春三たび

山本周五郎

『日本婦道記』は青空文庫で公開されている山本周五郎の中編作品。13,588文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
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60分以内
13,588文字
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書出

「今夜は籾摺(もみす)りをかたづけてしまおう、伊緒も手をかして呉れ」夕食のあとだった、良人からなにげなくそう云われると、伊緒はなぜかしらにわかに胸騒ぎのするのを覚え、思わず良人の眼を見かえした。

初出「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1943(昭和18)年4月
底本山本周五郎全集第二巻 日本婦道記・柳橋物語
表記
新字新仮名
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