日本婦道記箭竹
山本周五郎
『日本婦道記』は青空文庫で公開されている山本周五郎の中編作品。12,433文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 12,433文字 |
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書き出し書出 | 矢はまっすぐに飛んだ、晩秋のよく晴れた日の午後で、空気は結晶体のようにきびしく澄みとおっている、矢はそのなかを、まるで光の糸を張ったように飛び、※(みき)のあたりで小さな点になったとみると、こころよい音をたてて的につき立った。 |
初出 | 「婦人倶楽部」大日本雄辯會講談社、1942(昭和17)年12月 |
底本 | 山本周五郎全集第二巻 日本婦道記・柳橋物語 |
表記 | 新字新仮名 |
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