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ガール・シヤイ挿話

牧野信一

『ガール・シヤイ挿話』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。2,075文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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10分以内
2,075文字
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書出

僕(理科大学生)は、さつき玄関でチラリと娘の姿を見たばかりで一途にカーツと全身の血潮が逆上してしまつて(註、ガール・シヤイを翻訳すれば、美しい女を見ると無性に気恥かしくなつて口が聞けなくなる病――とでも云ふべきであらう。

初出「国民新聞 第一三九一九号」国民新聞社、1930(昭和5)年9月14日
底本牧野信一全集第四巻
表記
新字旧仮名
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