愚かな朝の話
牧野信一
『愚かな朝の話』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。8,226文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 8,226文字 |
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書き出し書出 | 窓に限られた小さな空が紺碧に澄み渡つて、――何かかう今日の一日は愉快に暮せさうな、といふやうな爽々しい気持が、室の真中に上向けに寝転むだ儘、うつとりとその空を眺めあげた私の胸にふはふはと感ぜられました。 |
初出 | 「秀才文壇 第二十一巻第四号(四月号)」文光堂、1921(大正10)年4月1日 |
底本 | 牧野信一全集第一巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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