浪曼的時評
牧野信一
『浪曼的時評』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。6,814文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 6,814文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 先月は殆んど一ト月、新緑の中の海辺や山の温泉につかつて文字といふ文字は何ひとつ目にもせず蝶々などを追ひかけて暮し、その間に何か際立つた作品が現れてゐたかも知れないが、それまでは今年になつてからといふものわたしは、その読後感を誌す目的で毎月つゞけて月々の多くの雑誌を読んで来た。 |
初出 | 「文藝 第三巻第八号(八月号)」改造社、1935(昭和10)年8月1日 |
底本 | 牧野信一全集第六巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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