繰舟で往く家
牧野信一
『繰舟で往く家』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。5,227文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 5,227文字 |
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書き出し書出 | 春来頻リニ到ル宋家の東袖ヲ垂レ懐ヲ開キテ好風ヲ待ツ艪を漕ぐのには川底が浅すぎる、棹をさすのには流れが速すぎる――そのやうな川を渡るために、岸から岸へ綱を引き、乗手は綱を手繰つて舟をすすめる、これを繰舟の渡しと称ふ。 |
初出 | 「若草 第十一巻第三号」宝文館、1935(昭和10)年3月1日 |
底本 | 牧野信一全集第五巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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