山彦の街
牧野信一
『山彦の街』は青空文庫で公開されている牧野信一の中編作品。16,539文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
| 文字数 | 60分以内 16,539文字 |
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| 書き出し書出 | 一 哄笑の声が一勢に挙つたかと思ふと、罵り合ひが始まつてゐる――鳥のやうな声で絶叫する者がある、女の悲鳴が耳をつんざくばかりに聞えたかと思ふと、男の楽し気な合唱が始まつてゐる――殴れ! とか、つまみ出してしまへ! とか、そんな凄まじい声がして、 「あゝ、痛いツ!」 「御免だ……」 「救けて呉れ!」 そんな悲鳴が挙つたりするので、これは容易ならぬ事件が起つたのか! と思つて誰しもちよいと立止つ |
| 初出 | 「文藝春秋 第七巻第六号」文藝春秋社、1929(昭和4)年6月1日 |
| 底本 | 牧野信一全集第三巻 |
| 表記 |
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