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露路の友

牧野信一

『露路の友』は青空文庫で公開されている牧野信一の中編作品。12,119文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
12,119文字
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書出

おそく帰る時には兵野は玄関からでなしに、庭をまはつて椽側から入る習慣だつたが、その晩は余程烈しく泥酔してゐたと見へて、雨戸を閉めるのを忘れたと見へる。

初出「文藝春秋 オール讀物号 第二巻第四号」文藝春秋社、1932(昭和7)年4月1日
底本牧野信一全集第四巻
表記
新字旧仮名
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