山男と男装の美女ミツキイのジヨンニイ
牧野信一
『山男と男装の美女』は青空文庫で公開されている牧野信一の中編作品。13,450文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 13,450文字 |
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書き出し書出 | 糧食庫に狐や鼬が現れるので、事務所の壁には空弾を込めた大型の短銃が三つばかり何時でも用意してあつたが、事務員の僕と、タイピストのミツキイは、狐や鼬に備へるためではなく、夫々一挺宛の短銃を腰帯の間に備へるのを忘れたことはなかつた。 |
初出 | 「文藝春秋 オール讀物号 第二巻第六号」文藝春秋社、1932(昭和7)年6月1日 |
底本 | 牧野信一全集第四巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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