春
牧野信一
『春』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。1,274文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 1,274文字 |
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書き出し書出 | 日暮里の浅草一帯から、大川のはるか彼方の白い空がいつもほのぼのと見渡せる、その崖のふちの新しい二階家の――どうしたことか、その日は、にわかな荒模様、雨や雪ではなくつて、つむぢ風の大騒ぎだつた。 |
初出 | 「モダン日本 第六巻第四号(四月特別号)」文藝春秋社、1935(昭和10)年4月1日 |
底本 | 牧野信一全集第六巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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