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五月のはじめ

牧野信一

『五月のはじめ』は青空文庫で公開されている牧野信一の短編作品。1,428文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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5分以内
1,428文字
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書出

一日晴明方五時、時計は壊れてゐるが、空や影や光の具合で大概見当がつく、――売薬嗜眠剤の悪夢に倦きたので旬日の禁を犯して洋酒を摂る。

初出「新潮 第二十四巻第六号(六月号)」新潮社、1927(昭和2)年6月1日
底本牧野信一全集第三巻
表記
新字旧仮名
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