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艸千里

三好達治

『艸千里』は青空文庫で公開されている三好達治の短編作品。7,407文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
7,407文字
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書出

枕上口占 もとおのれがさえのつたなければぞ、集ならんとする夜半…… 私の詩は 一つの着手であればいい 私の家は 毀れやすい家でいい ひと日ひと日に失はれる ああこの旅の つれづれの 私の詩は 三日の間もてばいい 昨日と今日と明日と ただその片見であればいい 又 私の詩は 明け方西の空にある 昨日の月 やがて地平の向ふに沈む 昨日の月への 餞けだ 既に私はそこ

初出南の海「新潮 三三卷一號」1937(昭和12)年1月、<br>涙「中央公論」1937(昭和12)年9月、<br>艸千里濱「むらさき 三卷九號」1936(昭和11)年9月、<br>新雪「文藝懇話會 一卷九號」1936(昭和11)年9月、<br>廢園「四季」1937(昭和12)年10月、<br>あられふりける 一「文體 二號」1938(昭和13)年12月、<br>あられふりける 二「文體 二號」1938(昭和13)年12月、<br>とほきことのは「文學界 六卷一號」1939(昭和14)年1月、<br>鴎どり「文藝」1938(昭和13)年8月、<br>桐の花「文藝」1938(昭和13)年8月、<br>汝の薪をはこべ「知性 創刊號」1938(昭和13)年5月、<br>花間口占「文體 六號」1939(昭和14)年4月、<br>又「文體 六號」1939(昭和14)年4月、<br>おんたまを故山に迎ふ「文學界 五卷一〇號」1938(昭和13)年10月
底本三好達治全集第一卷
表記
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