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銭形平次捕物控014 たぬき囃子

野村胡堂

『銭形平次捕物控』は青空文庫で公開されている野村胡堂の短編作品。11,884文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
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30分以内
11,884文字
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書出

一 「親分、あっしは、気になってならねえことがあるんだが」 「何だい、八、先刻から見ていりゃ、すっかり考え込んで火鉢へ雲脂をくべているようだが、俺はその方がよっぽど気になるぜ」  捕物の名人銭形の平次は、その子分で、少々クサビは足りないが、岡っ引には勿体ないほど人のいい八五郎の話を、こうからかい気味に聞いてやっておりました。

初出「オール讀物」文藝春秋社、1932(昭和7)年5月号
底本銭形平次捕物控(六)結納の行方
表記
新字新仮名
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