ブンゴウサーチ

悪魔の顔

野村胡堂

『悪魔の顔』は青空文庫で公開されている野村胡堂の中編作品。16,403文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
16,403文字
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書出

物騒な話題「そんな気味の悪いお話はお止しなさいませ、それより東京座のレヴィユーが大変面白いそうじゃ御座いませんか」と話題の転換に骨を折って居るのは、主人石井馨之助氏の夫人濤子、若くて美しくて、客が好きで物惜みをしないというので、苟(いやしく)も此邸に出入する程の人達から、素晴らしい人気のある夫人でした。

初出「文芸倶楽部」1930(昭和5)年10月
底本野村胡堂探偵小説全集
表記
新字新仮名
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