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銭形平次捕物控208 青銭と鍵

野村胡堂

『銭形平次捕物控』は青空文庫で公開されている野村胡堂の中編作品。12,418文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
12,418文字
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書出

一 「親分、良い天氣ですぜ。チラホラ梅は咲いてゐるし、お小遣はフンダンにあるし――」 「嘘をつきやがれ。梅の咲いたのは俺だつて知つてゐるが、八五郎の財布にお小遣がフンダンにあるわけはないぢやないか」  錢形平次と子分の八五郎は相變らずの調子で始めました。

初出「宝石」1949(昭和24)年
底本錢形平次捕物全集第二十七卷 猿蟹合戰
表記
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