銭形平次捕物控166 花見の果て
野村胡堂
『銭形平次捕物控』は青空文庫で公開されている野村胡堂の中編作品。13,648文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
| 文字数 | 60分以内 13,648文字 |
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| 書き出し書出 | 一 菊屋傳右衞門の花見船は、兩國稻荷の下に着けて、同勢男女十幾人、ドカドカと廣小路の土を踏みましたが、 「まだ薄明るいぢやないか、橋の上から、もう一度向島を眺め乍ら、一杯やらう」 誰やらそんなことを云ふと、一日の行樂をまだ堪能し切れない貪婪な享樂追及者達は、 「そいつは一段と面白からう、酒が殘つて居るから、瓢箪に詰めて、もう一度橋の上に引返さう、人波に揉まれ乍ら、欄干の酒盛なんざ洒落れて居る |
| 初出 | 「オール讀物」文藝春秋新社、1947(昭和22)年2月号 |
| 底本 | 錢形平次捕物全集第十九卷 神隱し |
| 表記 |
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