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銭形平次捕物控274 贋金

野村胡堂

『銭形平次捕物控』は青空文庫で公開されている野村胡堂の中編作品。13,744文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
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60分以内
13,744文字
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書出

一 「親分、この頃妙なものが流行るさうですね」  八五郎がそんな話を持込んで來たのは、三月半ばの、丁度花もおしまひになりかけた頃、浮かれ氣分の江戸の町人達も、どうやら落着きを取戻して、仕事と商賣に精を出さうと言つた、殊勝な心掛になりかけた時分でした。

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1952(昭和27)年3月号
底本錢形平次捕物全集第三卷 五月人形
表記
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