レポーター
長沢佑
『レポーター』は青空文庫で公開されている長沢佑の短編作品。328文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 328文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | 夜の十一月 北国はもう冬の寒さだ 硝子屑のような鋭い空ッ風が 日本海を越えて吹いて来る 荒涼とした夜の越後平野に 点々とみえるにぶい灯 あれはみんな仲間の住家だ 革命記念日の闘争を前に ヨビ検の魔の手を逃れ 移動事務所を此処に持った二人の書記 今日で四日の穴居生活だ 沈黙の中に一切の準備は終り 武装された兵士は 現在―― 戦いの野に旅たたんとしている そとは夜更けだ 野末を渡る夜烏の声 全神経 |
| 初出 | 「プロレタリア詩」1931(昭和6)年11月号 |
| 底本 | 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) |
| 表記 |
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