親父の言葉
長沢佑
『親父の言葉』は青空文庫で公開されている長沢佑の短編作品。795文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 795文字 |
| 人気 | 589PV |
| 書き出し書出 | この頃の寒さに 足腰の痛みに わしは憶い出すんだ 忰のことが やっぱり親子のつながりだわい 「お前等にもわかる時が来る」 今になって彼奴の言葉が身に滲みてくる 彼奴の云ったこと 彼奴のやって来たこと やっぱり貧乏人のやらねばならんことだったのだ 憶い出すと身震いがする 彼奴の入営した翌年 春の大争議にわしら四百の小作は ××川の土堤で警官と軍隊に取り巻かれた 鍬が飛んだ、石が飛んだ 剣が抜かれ |
| 初出 | 「プロレタリア詩」1932(昭和7)年1月号 |
| 底本 | 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) |
| 表記 |
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