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しやうりの歌

末吉安持

『しやうりの歌』は青空文庫で公開されている末吉安持の短編作品。359文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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359文字
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書出

闇の幕危く垂れて 二十八宿星座揺ぎ 滅亡の香凄う乱るゝ 古寺の屋根に嬉しや 白鵠の夢は醒めたり、 あな嬉し霊の御告、 白鵠は夢より醒めぬ 頼しく威ある瞳に 喙の結びたゞしく みがまへて睨むか闇を、 平和の気温く密なる 巣の真隅、※を吐いて 金鱗の閃き寒う 蜿りたる地獄の私生児 うとましの怪物、鎌首 巣の雛の機を窺ひて 倚り打たむ危の刹那、 星明り白く乱れて 一叫び闇を裂きしか 虚空高く霊の羽

初出
底本沖縄文学全集 第1巻 詩Ⅰ
表記
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