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同志古味峯次郎――現在高知牢獄紙折工なる同氏に――

槙村浩

『同志古味峯次郎』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。3,518文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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10分以内
3,518文字
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書出

誰がこの困難無比の時代に 労働者の利益のために最も正しい道を選んだか ―――壁に頭を打ちあてるようなこの時代に その一つの例をおれは示そう―――確かに正しく! 古味峯次郎君 彼は鋼の中から打ち出され、飢餓の闘いが彼をボルセヴィキにまで鍛え上げた (1) 彼は越知の狭い町はづれの 小作兼自作農の家に生れた そしてこんな南国の山麓の息子たちがそうであるように 十八の彼は 嶺を越え 花崗岩のはすに削ら

初出
底本槇村浩詩集
表記
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