間島パルチザンの歌
槙村浩
『間島パルチザンの歌』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。3,490文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
| 文字数 | 10分以内 3,490文字 |
| 人気 | 289PV |
| 書き出し書出 | 思ひ出はおれを故郷へ運ぶ 白頭の嶺を越え、落葉松の林を越え 蘆の根の黒く凍る沼のかなた 赭ちゃけた地肌に黝ずんだ小舎の続くところ 高麗雉子が谷に啼く咸鏡の村よ 雪溶けの小径を踏んで チゲを負ひ、枯葉を集めに 姉と登った裏山の楢林よ 山番に追はれて石ころ道を駆け下りるふたりの肩に 背負繩はいかにきびしく食ひ入ったか ひゞわれたふたりの足に 吹く風はいかに血ごりを凍らせたか 雲は南にちぎれ 熱風は |
| 初出 | 「プロレタリア文学 臨時増刊」1932(昭和7年)年4月25日 |
| 底本 | 槇村浩詩集 |
| 表記 |
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