青春献じる詩(牢獄にて)
槙村浩
『青春』は青空文庫で公開されている槙村浩の短編作品。4,216文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
| 文字数 | 30分以内 4,216文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | (若き日の孤独を灼きつくす情熱を われらに与えよ われらをして戦いに凍えたる手と疲れたる唇に 友を亨けしめよ 銀の鉛屋根の上に 朽葉色の標燈の照らす夜を われらの老いたる母のひとり眠る時 明るき原と自由なる槌を、こゝに 赤きプラカードのごとく われらと共に擁する友を亨けしめよ 牢獄! 崩れた喜びと愛と思い出の蘇る日 友と生活の悦びを 金盞花えの雑りけなき接吻と共に 鉄色の電気の溶流の瞬間の衝撃の |
| 初出 | |
| 底本 | 槇村浩詩集 |
| 表記 |
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