貝鍋の歌
中谷宇吉郎
『貝鍋の歌』は青空文庫で公開されている中谷宇吉郎の短編作品。1,794文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 1,794文字 |
| 人気 | 629PV |
| 書き出し書出 | 北海に愚魚あり その名をほっけという 肉は白きこと雪片を欺き 味はうすきこと太虚に似たり 一片の三石の昆布 一滴のうすくちの醤油 真白なる豆腐に わずかなる緑を加う くつくつと貝鍋は煮え 夜は更けて味いよいよ新たなり まだ子供たちが幼かった頃、うまくだまして、早く寝つかせた夜は、奥の六畳の長火鉢で、よく貝鍋をつついた。 |
| 初出 | 「文藝春秋」1961(昭和36)年4月1日 |
| 底本 | 中谷宇吉郎随筆集 |
| 表記 |
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