足跡
石川啄木
『足跡』は青空文庫で公開されている石川啄木の中編作品。19,426文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 19,426文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 冬の長い國のことで、物蔭にはまだ雪が殘つて居り、村端れの溝に芹の葉一片青んでゐないが、晴れた空はそことなく霞んで、雪消の路の泥濘の處々乾きかゝつた上を、春めいた風が薄ら温かく吹いてゐた。 |
初出 | 「スバル 第二号」1909(明治42)年2月1日 |
底本 | 石川啄木作品集 第三巻 |
表記 | 旧字旧仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。