青磁の皿
薄田泣菫
『青磁の皿』は青空文庫で公開されている薄田泣菫の短編作品。970文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 970文字 |
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書き出し書出 | 故人小杉榲邨(すぎむら)博士の遺族から売りに出した正倉院の御物が世間を騒がせてゐるが、同院が東大寺所管時代の取締がいかにぞんざいであつたかを知るものは、かうした御物が小杉博士の遺族から持ち出されたといつて、単にそれだけで博士を疑ふのはまだ早いやうに思はれる。 |
初出 | |
底本 | 日本の名随筆 別巻9 骨董 |
表記 | 新字旧仮名 |
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