幇間
谷崎潤一郎
『幇間』は青空文庫で公開されている谷崎潤一郎の中編作品。12,778文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 12,778文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 明治三十七年の春から、三十八年の秋へかけて、世界中を騒がせた日露戦争が漸くポウツマス条約に終りを告げ、国力発展の名の下に、いろいろの企業が続々と勃興して、新華族も出来れば成り金も出来るし、世間一帯が何となくお祭りのように景気附いて居た四十年の四月の半ば頃の事でした。 |
初出 | 「スバル」1911(明治44)年9月号 |
底本 | 潤一郎ラビリンスⅠ――初期短編集 |
表記 | 新字新仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。