聞書抄第二盲目物語
谷崎潤一郎
『聞書抄』は青空文庫で公開されている谷崎潤一郎の長編作品。80,639文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数 | 1時間〜 80,639文字 |
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書き出し書出 | [#改ページ][#改ページ]その改定史籍集覧第十三冊別記類の中に載っている豊内記と云う書は、一名を秀頼事記と云い、大坂の滅亡を見届けた高木仁右衛門入道宗夢の物語を、桑原求徳が書き集めたものであると云うが、同書上巻の一節に石田三成が嫡子隼人正重家の後日譚が見えている。 |
初出 | 「大阪毎日新聞」「東京日日新聞」1935(昭和10)年1月5日~6月15日 |
底本 | 聞書抄 |
表記 | 新字新仮名 |
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