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或る淫売婦におくる詩

山村暮鳥

『或る淫売婦におくる詩』は青空文庫で公開されている山村暮鳥の短編作品。1,088文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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5分以内
1,088文字
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書出

女よ おんみは此の世のはてに立っている おんみの道はつきている おんみはそれをしっている いまこそおんみはその美しかった肉体を大地にかえす時だ 静かにその目をとじて一切を忘れねばならぬ おんみはいま何を考えているか おんみの無智の尊とさよ おんみのくるしみ それが世界の苦みであると知れ ああそのくるしみによって人間は赦される おんみは人間を救った おんみもそれですくわれた どんなことでもおんみをお

初出「感情」1917(大正6)年9月号
底本日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)
表記
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