外国語教育
岸田国士
『外国語教育』は青空文庫で公開されている岸田国士の短編作品。7,566文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 7,566文字 |
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書き出し書出 | 今日、わが国における外国語の問題を考へるとすれば、およそ次の三点、即ち、この歴史的転換期に直面して外国語教育はいつたいどう取扱はるべきかといふこと、次には国際的な関係が一層複雑微妙になつて来たかういふ時代に、外国語の活用ないし利用がどんな状態にあるか、つまり日本人としていまどの程度に外国語を実際に生かして使つてゐるかといふこと、もう一つは、日本語の海外進出に絡んで、やはり日本語を一応ほかの国から観た外国語として考へてみるといふこと、これらの点が主として問題になると思ふ。 |
初出 | 「改造 第二十四巻第二号」1942(昭和17)年2月1日 |
底本 | 岸田國士全集25 |
表記 | 新字旧仮名 |
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