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言葉の魅力[第一稿]

岸田国士

『言葉の魅力[第一稿]』は青空文庫で公開されている岸田国士の短編作品。5,906文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
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5,906文字
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書出

「言葉」といふものは、単に思想や感情を伝へる記号として、日常生活に欠くべからざるものであるばかりでなく、ある一人の使ふ「言葉」は、万人共通の意味をもつと同時に、その人に「固有にあるもの」を現はしてゐるのであつて、この点から見れば、それは人間の「表情」に近いものである。

初出「婦人公論 第十九年六月号」1934(昭和9)年6月1日
底本岸田國士全集22
表記
新字旧仮名
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