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もうひと息――芥川賞(第三十回)選後評――

岸田国士

『もうひと息』は青空文庫で公開されている岸田国士の短編作品。719文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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719文字
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書出

候補作品九篇のうち、私が最も推賞に値すると思つたのは、庄野潤三の「流木」と小島信夫の「吃音学院」であつた。

初出「文芸春秋 第三十二巻第四号」1954(昭和29)年3月1日
底本岸田國士全集28
表記
新字旧仮名
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