飯田の町に寄す
岸田国士
『飯田の町に寄す』は青空文庫で公開されている岸田国士の短編作品。316文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 316文字 |
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| 書き出し書出 | 飯田 美しき町 山ちかく 水にのぞみ 空あかるく風にほやかなる町 飯田 静かなる町 人みな 言葉やわらかに 物音 ちまたにたゝず 粛然として古城の如く丘にたつ町 飯田 ゆたかなる町 財に貧富あれども 身に貴賤ありとおぼへず 一什一器かりそめになく 老若男女、みなそれぞれの詩と哲学とをもつ町 飯田 ゆかしき町 家々みな奥深きものをつゝみ ひとびと 礼にあつく 軒さび 瓦 |
| 初出 | 「飯田市報 第一号」1947(昭和22)年6月26日 |
| 底本 | 岸田國士全集27 |
| 表記 |
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