著作者側の一私見――出版権法案について――
岸田国士
『著作者側の一私見』は青空文庫で公開されている岸田国士の短編作品。1,203文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 1,203文字 |
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書き出し書出 | 世間は、出版権と著作権とが飽くまで相反する利害の上に相争ふものであると誤認してゐるやうであるが、それは悪出版者と不良著作者との間に限ることで、寧ろ出版権法の精神は、対著作者の関係以上に、同業者間の職業的良心に訴ふべき性質のものであること、著作権法と同様である。 |
初出 | 「東京朝日新聞」1933(昭和8)年2月11日 |
底本 | 岸田國士全集22 |
表記 | 新字旧仮名 |
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