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俚謡二

坂本竜馬

『俚謡二』は青空文庫で公開されている坂本竜馬の短編作品。254文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
254文字
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書出

こい((恋))わしはん((思案))のほかとやらあなど((長門))のせとのいなりまち((稲荷町))ねこもしやくしもおもしろふあそぶくるわ((廓))のはるげしき((春景色))ここにひとりのさるまハし((猿廻し))たぬきいつぴき((一匹))ふりすてゝ義利もなさけもなきなみだ((涙))ほかにこゝろハあるまいとかけてちかいし山の神うちにいるのにこゝろのやみぢ((闇路))さぐり/\ていでゝ行とんとんと登る梯子の真中程で国を去つて薩摩同志楼に上る貧乏の春辛抱し...

初出
底本龍馬の手紙、宮地佐一郎
表記
新字旧仮名
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