捨児
芥川竜之介
『捨児』は青空文庫で公開されている芥川竜之介の短編作品。4,729文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
| 文字数 | 30分以内 4,729文字 |
| 人気 | 858PV |
| 書き出し書出 | 「浅草の永住町に、信行寺と云う寺がありますが、――いえ、大きな寺じゃありません。ただ日朗上人の御木像があるとか云う、相応に由緒のある寺だそうです。その寺の門前に、明治二十二年の秋、男の子が一人捨ててありました。それがまた生れ年は勿論、名前を書いた紙もついていない。――何でも古い黄八丈の一つ身にくるんだまま、緒の切れた女の草履を枕に、捨ててあったと云う事です。 「当時信行寺の住職は、田村日錚と云う老 |
| 初出 | 「新潮」1920(大正9)年7月 |
| 底本 | 芥川龍之介全集4 |
| 表記 |
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