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玉藻の前

岡本綺堂

『玉藻の前』は青空文庫で公開されている岡本綺堂の長編作品。132,267文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
132,267文字
人気
2,925PV
書出

清水詣で 一 「ほう、よい月じゃ。まるで白銀の鏡を磨ぎすましたような」  あらん限りの感嘆のことばを、昔から言いふるしたこの一句に言い尽くしたというように、男は晴れやかな眉をあげて、あしたは十三夜という九月なかばのあざやかな月を仰いだ。

初出
底本修禅寺物語
表記
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