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〔われはダルケを名乗れるものと〕

宮沢賢治

『〔われはダルケを名乗れるものと〕』は青空文庫で公開されている宮沢賢治の短編作品。160文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
160文字
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書出

われはダルケを名乗れるものと つめたく最後のわかれを交はし 閲覧室の三階より 白き砂をはるかにたどるこゝちにて その地下室に下り来り かたみに湯と水とを呑めり そのとき瓦斯のマントルはやぶれ 焔は葱の華なせば 網膜半ば奪はれて その洞黒く錯乱せりし かくてぞわれはその文に ダルケと名乗る哲人と 永久のわかれをなせるなり

初出
底本新修宮沢賢治全集 第六巻
表記
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