〔鉛のいろの冬海の〕
宮沢賢治
『〔鉛のいろの冬海の〕』は青空文庫で公開されている宮沢賢治の短編作品。368文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 368文字 |
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書き出し書出 | 鉛のいろの冬海の荒き渚のあけがたを家長は白きもんぱしてこらをはげまし急ぎくるひとりのうなゐ黄の巾をうちかづけるが足いたみやゝにおくるゝそのさまををとめは立ちて迎へゐる南はるかに亙りつゝ氷霧にけぶる丘丘はこぞはひでりのうちつゞきたえて稔りのなかりしを日はなほ東海ばらや黒棚雲の下にして褐砂に凍てし船の列いまだに夜をゆめむらし... |
初出 | |
底本 | 新修宮沢賢治全集 第六巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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