国柱会
宮沢賢治
『国柱会』は青空文庫で公開されている宮沢賢治の短編作品。223文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 223文字 |
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書き出し書出 | 外の面には春日うららにありとあるひびきなせるを灰いろのこの館には百の人けはひだになし台の上桜はなさき行楽の士女さゞめかんこの館はひえびえとして泉石をうち繞りたり大居士は眼をいたみはや三月の人の見るなく智応氏はのどをいたづき巾巻きて廊に按ぜり崖下にまた笛鳴りて東へととゞろき行くは北国の春の光を百里経て汽車の着きけん。 |
初出 | |
底本 | 新修宮沢賢治全集 第六巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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