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国柱会

宮沢賢治

『国柱会』は青空文庫で公開されている宮沢賢治の短編作品。175文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
175文字
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書出

外の面には春日うららに ありとあるひびきなせるを 灰いろのこの館には 百の人けはひだになし 台の上桜はなさき 行楽の士女さゞめかん この館はひえびえとして 泉石をうち繞りたり 大居士は眼をいたみ はや三月の人の見るなく 智応氏はのどをいたづき 巾巻きて廊に按ぜり 崖下にまた笛鳴りて 東へととゞろき行くは 北国の春の光を 百里経て汽車の着きけん

初出
底本新修宮沢賢治全集 第六巻
表記
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